浅草橋界隈を自転車で走っていると喫茶店が多いことに気がつきます。私の地元でも昔は個人で経営している喫茶店が駅の周辺には何軒かありましたが
今はファミレスやチェーン店の喫茶店が増えたように思います。
うちの子供もタリーズコーヒーでアルバイトをしており、時々、店の前を通るとたくさんのお客さんが並んで飲み物を買っています。
タリーズなどは外から中の様子がよく見えるので気軽に立ち寄りやすいですし、コーヒーの香りにつられてつい店内へ・・・・。
しかし、浅草橋の個人経営の喫茶店はそんなに大きくないので中の様子は小さな窓から少し見える程度で一人で入るのに少し勇気がいりますが
入ってみればコーヒーの香りにリラックスし、つい長居してしまいます。
私がよく訪れるのは有楽(ゆうらく)と言う喫茶店。浅草橋駅西口からすぐのところです。ここは割と広いので商談されている方たちも多いです。
最初に訪れた店内の感想はコーヒーの香りよりも濃度が高い、昭和の香りが漂ってるな~。何故か懐かしさを感じてしまったのでした。
学生の頃に地下に続く階段を降りて通い詰めた喫茶店に似ていたからかもしれません。
喫茶店といったらナポリタン、ピラフ、オムライス、ホットケーキでしょうか?オムライスを頼みました。
いたってシンプルなオムライスです。私が思う喫茶店のオムライス。味も普通です。でもそれでいいと思うのです。あの昭和にタイムスリップしたような空間が
癖になります。
いつも感心するのはこちらのマスターだと思うのですが、お店のドアを開けた瞬間、奥の厨房からいらっしゃいませ~ととても大きな声で出迎えてくれます。
そして帰るときにレジの前に立つとまた奥の厨房からありがとうございました~会計を終えてドアを開けるとき、背中越しにもう一度、ありがとうございました~と。
お顔は見たこと事ないのですが、いつ行ってもあの合計3回の挨拶はとても心地良く、接客業をしている者として見習いたいなあと思います。
浅草橋にお越しの際は一度、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?