東京浅草橋西口から徒歩1分、松竹タオル店

Posted by on 6月 12, 2018 in blog | No Comments

タオルのお仕事に就いて3年。タオルのことが知りたくて

勉強しながら

タオルソムリエの試験を受けましたが不合格。

店主は1回目で合格。

翌年、もう一度、トライして合格しましたがその中で一番、覚えづらかったのがタオルの製造工程でした。

日々、タオルと向き合う中で、

1枚のタオルがどうやって作られていくのかやデザインタオルが出来上がる工程を

実際にこの目で見てみたいとずっと思っていました。

そして今治タオルの事も知りたい。

梅雨入り直前の6月初め、今治にある工場などを案内していただける機会に恵まれ、行って参りました。

まずは松山空港から車で今治市に向かいます。

瀬戸内の海が綺麗です。

最初に訪れたのはタオルに刺繍をする工場です。たくさんの業務用の刺繍機が並んでいます。

次は糸を精錬・漂白、染色する工場。

黄色い帽子を被り、説明を受ける店主とワタシ。

オリジナルプリントタオルを作る時には型が必要になります。型を作っている工場。

タオルの端の部分を縫製したり、タオルを裁断したり、タグをつけたりする作業場。

たくさんの若い女性が働いていました。

染料プリントされたタオルを後処理(表面の糊を落とす為の、洗浄や乾燥)をする工場も訪ねましたが

写真撮影はNGでした。残念!

主にデザインタオルをプリントしている工場。

アーティストのライブタオルなど何万枚、何十万枚単位のプリントタオルを

納期に合わせ仕上げる為にたくさんある最新のプリント機械は常にフル稼働のようです。

プリント自体はオートメーション化されてるとはいえ

人が関わる作業も、もちろんあり

真っ白なタオルは様々な工程を経て

1枚のデザインタオルとして完成します。

話題の加計学園を通り過ぎ

今回、案内をしてくださった社長さまの会社を見学させていただきました。

タオルソムリエの勉強テキストに載っていた写真の光景が目の前に広がります。

たくさんの白い糸が大きなドラムのような筒に巻き込まれていきます。

プリントタオル、ジャガードタオルなどデザインタオルをはじめ

無地や様々なタオルも織っています。

会話が出来ないほどの織機の大きな音はとても迫力ありました。

翌日はテクスポート今治を見学。館内には「今治タオル本店」があります。

約30社・400種類の今治ブランド認定商品を約2万点取り揃えています。

その中にはもちろん松竹タオル店で取り扱いのある商品もありました。

さすがにタオルの購入はしませんでしたが(笑)

タオルの魅せ方(ディスプレー)やラッピングなど参考になりました。

また併設されている「今治タオルLAB(ラボ)」では吸水性の5秒ルールなど

タオルの本質的価値を体感したり

実際の手織りの織機を使ってのタオル織り体験もできるようです。

 

※柔軟剤を使い過ぎると吸水性が損なわれ、タオル片は浮いたまま、すぐには沈まず

今治タオルブランドの品質基準としては不合格品になります。

※今治の品質基準に合格のタオル片は浮かべてすぐにビーカーの底に沈みました。

観光で訪れるならまず「今治タオルLAB」に行って品質の良さを体験してから、

向かいの本店に行かれると良いと思います。

両日とも快晴に恵まれて今治を後にしました。

今治の気候や風土はタオルを生産するのに適しているとテキストで読みました。

今回、案内してくださった社長さまもおっしゃっていましたが

特に今治は

水(水質)が軟水で不純物が少なく糸や生地自体の発色・白度・やわらかさを

十分に引き出す製品をつくることができるそうです。

今回、工場の視察をして改めてタオルソムリエのテキストを読み返してみると

かなり理解できたような気がします。

まだまだ駆け出しのタオルソムリエのワタシですが今後も益々、精進し

1人でも多くのお客様にタオルの魅力をお伝えしていきたいと思います。

松竹タオル店

JR浅草橋駅西口下車徒歩1分

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定休日:日曜、祝日、第1・3・5土曜日

 

 

 

 

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